【地域連携への取り組み】在宅での中心静脈カテーテル(CV)管理について

こんにちは、よぞら訪問看護ステーションです。

在宅医療のニーズが高まる中、中心静脈カテーテル(CV)を留置したまま自宅療養を続ける患者さんが増えています。よぞら訪問看護では、CVを使用している患者さんへの訪問看護に対応しています。本記事では、わたしたちが実践しているCV管理の取り組みと、連携医療機関・介護事業者の皆さまへのご案内をまとめました。

今回のテーマ:「在宅CVカテーテル管理とは」

中心静脈カテーテル(Central Venous Catheter:CVC)は、鎖骨下静脈・内頸静脈・大腿静脈などの中心静脈に留置するカテーテルです。高カロリー輸液(TPN)の投与、がん疼痛管理のための薬剤持続注入、抗がん剤投与など、経口摂取が困難な患者さんや長期の静脈アクセスが必要な患者さんに使用されます。

近年は在宅での適応が広がっており、CVポート(皮下埋め込み型)を含め、外来・在宅療養中に継続管理が必要なケースが増えています。訪問看護師が適切なアセスメントと管理をおこなうことで、入院を回避しながら患者さんが自宅で過ごせる期間を延ばすことができます。

✍️ よぞら訪問看護では、主治医の指示のもと、以下のCV管理ケアに対応しています。

🩹刺入部の観察・処置

発赤・腫脹・滲出液・疼痛などの感染兆候をアセスメントし、無菌操作によるドレッシング交換をおこないます

🔍合併症の早期発見

カテーテル感染(CRBSI)、閉塞、空気塞栓などの徴候を早期に察知し、迅速に主治医へ報告します

🏥CVポートの針交換

皮下埋め込み型ポートへのヒューバー針(蝶針)刺入・抜針をおこないます(医師指示のもと)

💊輸液管理・接続

TPNや持続注入薬の接続・交換・速度確認。輸液ポンプのアラーム対応も含みます

📋患者・家族への指導

接触感染予防、輸液トラブル時の対応、緊急連絡のタイミングなどを繰り返し指導します

📡多職種への情報共有

主治医・ケアマネジャー・薬剤師等と記録・連絡を通じてリアルタイムに情報共有します

⚠️ 訪問時に特に注意深くアセスメントしている点

  • 体温・CRP上昇など感染を示唆するバイタルの変化
  • 刺入部周囲の発赤・熱感・排膿・痂皮形成
  • カテーテルの屈曲・固定状態・ルートのねじれ
  • 患者・家族の手指衛生の実施状況と理解度
  • 輸液残量・投与速度の過不足

連携をご希望の医療・介護関係者の皆さまへ

よぞらは「0歳から100歳まで、どんな人でも健康に暮らせる社会を」というミッションのもと、医療依存度の高い患者さんの在宅療養を支援しています。CV管理をはじめとした処置対応において、主治医・訪問診療医・ケアマネジャー・薬剤師の皆さまと緊密に連携しながら、患者さんの「自宅で過ごしたい」という意思を一緒に支えたいと考えています。

「退院後もCVが必要だが在宅に戻したい」「外来でCVポートを使用中の患者が在宅での管理に不安を感じている」——そのようなケースでお困りのときは、お気軽にご相談ください。

よぞらと一緒に地域医療を支えませんか

2040年に向けて在宅看取りのニーズはさらに高まっていきます。CVをはじめとした医療処置が必要な患者さんでも、「住み慣れた自宅で最期まで過ごしたい」というご本人・ご家族の意思を実現するためには、地域全体での医療・介護の連携が欠かせません。

よぞらは東京・大田区を拠点に、訪問看護だけでなく地域メディア「ぷらっとかまた」や「大田区地域ケア研究会」を通じて、地域の医療・介護ネットワークづくりにも取り組んでいます。顔の見える関係の中で、一緒に地域をつくっていけたら嬉しいです。

CV管理に限らず、医療依存度の高い患者さんの在宅移行についてお困りのことがあれば、何でもお気軽にご相談ください。

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